災害時、無許可ドローンの飛行は禁物です!

2024.8.16

地震や台風など、大規模災害への心配が高まっています。昨今は災害の現場でもドローンの活躍が目まぐるしく、空撮や救援物資の運搬、生存者への声がけ(遠隔通話)、崩壊しかけた建物の状況確認など、危険を伴う場所で人間に代わり様々な活躍をしてくれているのは既知の通りです。

そこで一つ、ドローン法務の専門家として大切な情報をお伝えしたいと思います。

災害時、たとえ善意であっても無許可のドローン飛行は厳禁です。
2021年2月に起きた栃木県の山火事では、操縦者不明の無許可ドローンがヘリの消化活動を妨げ、結果的に鎮火まで23日を要する大災害に発展しました。結局最後まで操縦者は分かりませんでしたが、これを受けて6月には航空法が改正され「緊急用無空域」と違反時の罰則が制定されました。

​地震や大事故など、緊急用務空域の設定は予期せず突発的に起こります。例え事前に飛行許可申請を取っていたとしても、緊急用務空域に設定されている際にはその空域でドローンを飛ばすことはできません。そのため、普段からドローンを飛ばす際にはご自身の飛行計画の範囲が緊急用務空域に設定されていないか、都度確認する必要があります。

確認方法は2つ、国土交通省のXとHPです。

HPは以下のサイトです。ページ中央の「現在の緊急用務空域の指定状況について」が通常は緑色の帯ですが、緊急用務空域に設定されている時には赤色に変わります。
飛行前に必ず確認。ご存知ない方にはぜひご共有をお願いいたします!

​▼国土交通省 無人航空機(ドローン・ラジコン機等)の飛行ルール

あわせて読みたい
航空:無人航空機(ドローン・ラジコン機等)の飛行ルール - 国土交通省 国土交通省のウェブサイトです。政策、報道発表資料、統計情報、各種申請手続きに関する情報などを掲載しています。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次