空港の入国審査で気をつけたいこと

2024.8.6

夏休みシーズン真っ只中。コロナの罹患者数が増えているとは言え、海外旅行を楽しまれる方も多いのではないでしょうか。

現に日本発着の航空機は、オリンピックが行われているパリ線はもちろん、北米路線は連日ほぼ満席と聞いております。たくさんの方が新たな土地を訪れ、良き出会いがありますことをお祈りしております。

​さて、フライト後の疲れているところに待っているのが、到着した国での入国審査です。アメリカではその先国内線に乗り継ぎがあってもFirst port of entry、つまり最初に降り立った空港で入国審査が行われます。

入国審査はCIQと略されることが多く、これは”Customs=税関・Immigration=出入国管理・Quarantine=検疫所”を意味します。世界中どこの空港でも基本的にこの3つにおいて審査され、上陸が許可されます。

意外と多くの方に浸透していないように思うのですが、CIQエリアでは写真撮影は厳禁です。パスポートを片手に入国審査の列に並んでいる時は緊張感も高いのですが、そこを通過してからスーツケースがターンテーブルから出てくるのを待っている間などは気が緩みがちです。ここも同じく撮影禁止ですので、お子様の様子を写真に撮ったりなさらないようお気をつけください。最終的に税関を通過して、お迎えの方などがたくさんいらっしゃる場所に出るまではとにかく写真撮影は禁止と覚えておきましょう。実際にアメリカではそれをきっかけに別室に連れて行かれて取り調べを受けたという話を聞いたことがあります。国際情勢が緊張している中、少しのことで次回の入国時に不利になるようなことがあっては大変です。

​入国審査官に渡航の目的や日数を聞かれたら、誠実に答えましょう。
意味が分からなくても、聞き返して答えようとする姿勢が大事です。
単なる会話ではなく、上陸の許可を出して良い人間かをチェックされています。
また基本的なことではありますが、持込制限品は持ち込まない、申告が必要なものは必ず申告をすることです。見つかった時には処罰対象になる可能性があるだけでなく、その後の入国拒否も考えられます。

​その他、滞在中に医療機関にかかった際、医療費を支払わずに出国してその後その国から入国拒否の処分が出ているケースもあるようです。

​入国審査はもちろんですが、現地でもローカルルールや法を尊重し守る意識を持ち、楽しく海外旅行ができますように。

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