外国人が日本で会社設立する際の流れについて

2024.6.27
海外に住んでいる外国人が日本で会社を設立するには、一般的に経営・管理の在留資格が必要です。ご状況により細かな流れは異なりますが、イメージとしては以下の通りです。
〜会社設立の流れ〜
① 会社の概要を決め、事業計画書と定款を作成し会社設立の準備をする。
② 「経営・管理」の在留資格(ビザ)の取得をする。 →①②は同時でOK
③ 出資金を発起人の個人口座に払い込む。
④ 会社の設立登記を行うことで会社が成立する。
〜注意事項〜
⚫︎書類は日本語での作成が必要です。
⚫︎事業計画書は、事業の計画性・発展性・市場優位性などを具体的に明記した計画書です。
例えば製造業であればその製品の情報についてなど、ふんわりとしたイメージではなく具体的な情報の記入が必要になります。
⚫︎500万円の出資金をどのように用意したのか、きちんと証明できることが必要です。
援助などでも構いませんが、資金の流入経路や、両親からの援助であった場合は両親の収入証明まで求められたケースもあるようです。資金の移動を行った際には、関係する帳票類やデータの記録は必ず残しておいてください。
会社設立に向けた準備と経営・管理ビザ取得のタイミングについて、悩まれる方が多いようです。ビザの取得は申請から2〜3ヶ月前後かかることが一般的であり、万が一長引いた際には事業の開始に影響が出る可能性もあります。お悩みの方はぜひ一度専門家にご相談ください